

日々のトレードお疲れ様です。
また、ランクインされた方々おめでとうございます。
トレードには勝敗、つまり勝ちも負けも必然的についてまわるものですが、その「勝ち」「負け」というのはあくまでも結果にしか過ぎません。
だからといって「どれだけ頑張ってきたのか」という過程が重要かと言われればそうではなく、結果を残せないのであれば意味がありません。
つまり重要なのは「結果だけ」でも「過程だけ」でもなく「どういう過程を経て、どういう結果を出したのか」ということです。
「どのようなことをしてきたから、どのような結果になったのか」ということを、勝ちでも負けでも分析しなければトレードスキルの向上は見込めないことから、しっかりとトレードの結果と、なぜそのような結果になったのかを分析することは非常に重要なことなのです。
ですのでトレードの結果のみで一喜一憂するのではなく、分析や分析したことからのフィードバック学習をしっかりと行いながら勝てるトレーダーを目指していきましょう。
当FXスクールPFCでは、スクールと名のつくように「FXに関する学びの場(環境)」を提供させていただいておりますが、その環境の提供方法はインターネットを活用して全国どこでも受講できる「オンラインスクール」での形で提供しております。
一般的な学校とは違ったオンラインスクールとしての環境の提供のため、インターネットが繋がる環境であればどこに住んでいようが受講できるというメリットがある反面、一般的な学校のような教室がないという性質も持ち合わせています。
つまりは「学びの場としての環境」は提供できるとしても、オンラインスクールという特性上「物理的な学習環境の提供」ということができず、その学習環境は会員様自身が構築していただいているということになります。
物理的な学習環境の構築が会員様自身に委ねられているということは、会員様それぞれの学習環境の構築方法によってそれぞれの学習環境が存在しているということになるのですが、学習環境が学習に与える影響が少なくないことから、その学習環境の構築の仕方によって会員様ごとに学習の効果に差が出ているということが十分に考えられます。
学習環境の構築は直接的に学習効果に対して影響を与えるからこそ、学習環境の構築が上手くないことによる学習機会の損失が出ていることは非常に勿体ないことになりますので、今回はその学習環境の構築の観点から「学習環境の重要性と学習環境の作り方」についてお話します。
学習環境を整えることの重要性
学習を行う際、貴重な時間と労力を使って学習を行うことから、「より効率よく・より効果的に学習を行いたい」と思う気持ちは人間誰しも持ち合わせているものです。
そうした気持ちがあるからこそ、世の中には様々な「学習法」というものが存在し、それが書籍となり販売されているわけですが、その多くは「学習の仕方」などの方法論の話が大多数です。
もちろん学習をより効果的に・より効率的に行うために方法論は必要ではありますが、学習を効果的、効率的に行うことはそうした方法論だけに限ったことではありません。
その学習に関する方法論以外で学習を効果的に・効率的に行うためのものが「学習環境の構築」です。
例えば小中学校などでは、「生徒が学習できやすい環境の構築」を文科省指導の元、様々な観点から環境作りがされています。
昨今ではICTの活用やIT端末を使うことに慣れるためといった理由で、小中学校でもIT端末を導入している所も増えてきましたが、まさにこれは「IT学習とIT端末に慣れるための環境作りを行っている」という事になります。
学校の設備等に関しては文部科学省、学習へのICT導入に関しては総務省というように、学校での学習においての学習環境が重要視されているように、学習する際には「学習環境を整えること」は非常に重要です。
学習環境が整っていないと学習に集中できなかったり、学習に集中できないからこそ学習効果が低くなってしまったりと、学習にとってマイナスな影響しか与えず、自身の成長を阻んでしまいます。
ですので「学習法」のような方法論だけでなく、より効果的に、より効率的に学習するためには「学習環境を整える」ということも重要視するべきなのです。
学習環境を整えるための要因
では具体的にどのようなことをすれば、学習に最適な環境を整えることができるのか。
学習に最適な環境を整える方法は様々ありますが、今回はその中から比較的取り組みやすいことをピックアップしてお伝えしますので、是非参考にしてみてください。
学習に関係の無いものを排除する
「やらなければならないことがあるのに、ついつい他の事に意識を奪われてしまう」という経験が、誰しも人生の中で一度はあるのでは無いでしょうか。
これは学習環境の中に漫画やゲーム機、スマートフォンなど「学習に関係無いもの」が存在しており、その学習に関係の無いものに対して意識を取られてしまうからこそ起こってしまうものになります。
せっかくやる気を出し、労力と時間を費やして学習しているにも関わらず、学習に関係の無いものが学習環境にあるせいで学習に集中できないというのは非常に勿体ないことなので、学習する際の環境作りとして「学習に関係の無いものを排除する」ということが学習環境を整えるために必要な事項となります。
人間の脳はたとえ焦点があっていなかったとしても、視界に入ったものに関しては常に情報を処理しています。
つまり、学習スペースに無駄なものがあればあるほど集中力が散漫になってしまうということです。
学習スペースに関係の無いものが溢れているほど学習に集中することが難しくなるからこそ、より効果的に・より効率的に学習を行うためには学習スペースから学習に関係の無いものを排除する必要があるのです。
上記したように、学習に関係の無いものが学習スペースに存在することは直接的に学習に対しての集中力を低下させてしまうことから、学習を行う前に「学習スペースをキレイにする」ということが有効です。
ですので学習に関係の無いものは目につかないところに置いたり、音の出るものは予め音が出ないように設定するなど、学習時の集中を絶やさないように工夫しながら学習環境を構築しましょう。
学習スペースの光に注意する
我々の生活に欠かせない光。
その光が人間に与える影響は様々ですが、学習に対しても光は影響を与えます。
人工的な光に関しては大まかに「暖色」と「寒色」と2種類に分かれていますが、
暖色…リラックスしたい時
寒色…集中したい時
という風に使い分けられており、これは「暖色光が気持ちを落ち着かせる効果」「寒色光が気持ちを集中させる効果」があるからこそ使い分けられているのです。
上記のことから分かるように、学習する際に「より集中するため」には寒色系の照明を使うことが必要があり、より良い学習をするための学習環境を構築する際には「寒色系の照明を使う」ことが必要になるのです。
ただし、寒色の照明は集中できる一方で目に対して負担をかけてしまうので数十分程度の短時間であればともかく、長時間の学習には不向きな照明となりますので、ある程度長時間学習するのであれば暖色と寒色の中間である「昼白色」の照明を活用することが望まれます。
昼白色の照明はリラックスし過ぎず、目も疲れにくいという、暖色と寒色のいいとこ取りをしたような照明になりますので、短時間の学習時は寒色、長時間の学習時には昼白色の照明を使うと行った形で上手く使い分けるのが良いでしょう。
また光が学習に与える影響は「暖色」「寒色」「昼白色」といった照明の色味だけではなく「光の強さ」も関係しています。
人それぞれ体質や学習環境の光量等の違いがありますので、一概にこれが「正しい」というものは無いため個々人で調整していくしか無いのですが、照明が明るすぎて目が痛くなるなどの弊害があるようなら、明るさを落とすなど上手く調整しながら自身が一番集中できる照明環境を整えていくことがいいでしょう。
学習専用スペースを用意する
学生時代に学習するための「勉強机」を利用して学習を行っていた方もいらっしゃるかと思いますが、実は効果的・効率的な学習を行うためには勉強机のような「学習専用のスペース」を用意することは非常に有効です。
上記した「学習に関係の無いものを排除する」「学習スペースの光に注意する」ということが学習専用スペースがあれば行いやすいということも挙げられますが、それ以外にも「学習の習慣化をしやすい」というメリットが挙げられます。
歯を磨くのは洗面所、排泄するのはトイレ、寝るのは寝室といったように、我々の生活の中において人によって違いがあるとはいえ「これをするならこの場所」というものが存在しています。
これは繰り返し同じ動作を特定の場所で行うことによって起こる一種の刷り込み学習の結果になるのですが、学習専用のスペースを用意し、そこで学習を行うことを継続することで「ここは学習する場所だ」と刷り込みが行われるようになります。
学習専用スペースを「学習の場所」と認識するようになれば、学習専用スペースに行った段階で自ずと「学習モード」に脳が切り替わるため、学習を効果的・効率的に行えるようになるだけでなく「学習スペースに行ったら学習をする」というような形で習慣化を行うことができるようになります。
ただし、学習専用スペースを用意するだけでいいかと言われればそうではなく、「学習専用スペースで学習以外のことをしないように努める必要」があります。
学習スペースを学習の場所だと自分自身に認識させるためには「学習スペースでは学習だけを行う場所」という刷り込みを自分自身に対して行っていく必要があります。
学習スペースを用意したとしても、そこで漫画やゲーム、スマートフォンなどで遊んでしまったりすると「学習スペース = 学習」という紐付けができなくなってしまうため、学習スペースでは学習のみを行うということを徹底する必要があるのです。
「お風呂場でおしっこをするとお風呂場で尿意を催すようになる」という話のように、「場所と行動」の紐付けを失敗しないようにするために、学習スペースは「学習専用のスペース」と自分自身に認識させるよう、学習スペースで学習以外のことをしないよう心がけましょう。
学習環境を最適に整え、効果的・効率的な学習を
学習をする際に意外と重要な役割を果たす学習環境。
今回はその学習環境がいかに学習にとって重要なものかということと、具体的な学習環境の整え方を紹介いたしました。
学習環境の整え方に関しては
・学習に関係の無いものの排除
・学習スペースの光に注意する
・学習専用スペースを用意する
という3つの項目をご紹介いたしましたが、あくまでも上記3項目は学習環境を整えるための一部でしかありませんので、その他様々な学習環境の整え方を調べて実践することも有効と言えます。
また、人によって「こういう環境で学習がやりやすい」というのは個人差もあるため、自分自身が一番学習を効果的・効率的に行える環境を探すというのも、学習を効果的・効率的に進めていくために重要だといえるでしょう。
学習を進めるにあたってあまり重要視されていない学習環境ですが、学習環境を整えることは「学習がはかどらない」ということも防ぐことができます。
自分が学習を行いやすい環境を整えるということは、学習の効果をより高めるだけでなく、学習の効果をより早く実感できるというメリットもありますので、是非学習の際の環境にも注意を払い、より確実に学習したことによる結果を得られるようにしていきましょう。