

日々のトレードお疲れ様です。
また、ランクインされた方々おめでとうございます。
FXで着実に資産を増やしていくためには「資産を減らさないトレード」が必要になってきます。
もちろん相場状況によって資産の増え方は変わってきますが、なるべく負けずに安定して利益を獲得できるトレードスキルを身に着けることができれば、ランキング上位者の方々のようにように安定して積み上げていくことができるようになります。
もし現状で週や月単位で安定して資産を増やすことができていない方は、まずは「安定して利益を出す」という事に注力して学習を行っていきましょう。
本業をしながら学習を行うということは、本業で拘束されている時間にプラスして生活にかかる時間等を差っ引いた時間無内で学習を行う事になります。
本業や生活に費やす時間のスキマスキマでうまく学習ができる方であれば別ですが、そうでない方はついつい「睡眠時間を削減して学習時間を生み出す」ということをしてしまいがちです。
しかし「睡眠が健康に対して重要だ」と言われているのと同様に、睡眠は学習に対しても非常に重要なものになります。
そこで今回は、学習にも多大な影響を与える睡眠の観点から「学習と睡眠の関係性とその重要性」についてお話します。
学習を効果的に行うためには
学習においては誰しも「いくら頑張っても結果が出ない」ということより「なるべく時間や労力をかけずに結果を出したい」と思うのが人の常ですが、実際にはそう思っていたとしても「時間や労力をよりかけて学習している人」が多数いらっしゃいます。
本人が無駄に時間や労力をかけて学習したい人であれば別ですが、そうでないのであれば学習はなるべく効果的に、効率的に行っていく必要があります。
学習を効果的・効率的に行うための方法は様々ありますが、その中でも意外と重要視されていないのが「睡眠」です。
睡眠と学習との関連性の話において「テストの前に一夜漬けするくらいならしっかりと寝たほうが良い」というような話がありますが、これは科学的にも証明されたものです。(もちろん普段全く勉強しない人は除く)
一夜漬けの例は睡眠不足による集中力、記憶力、思考力などの能力が低下することによってもたらされるものになるのですが、きちんとした睡眠が取れていない場合は一夜漬けの例と同様に脳のパフォーマンス低下によって「効果的、効率的な学習ができていない」という事態に陥ります。
ですので学習を効果的、効率的に行いたい場合は「睡眠」が非常に重要な要素となるのです。
日本は世界でも指折りで睡眠時間が短いという統計データがあるため、いざ「睡眠時間を確保する」といってもなかなか難しい現状にあります。
仕事や日常生活でなかなか時間が取れずに、学習を行うために仕方なく睡眠時間を削らなければならないケースももちろん存在していますが、学習による効果・効率を上げるためには日常における無駄な時間を切り詰めるなどして学習に費やす時間と同時に睡眠時間も確保する必要性があるでしょう。
適切な睡眠は学習に大きなメリットをもたらす
上記で睡眠不足を例に挙げ、学習にとって睡眠が重要であることを述べましたが、逆に適切に睡眠がとれていれば脳のパフォーマンスが最大化され、効果的・効率的な学習を行うことができます。
睡眠不足状態と比較すると集中力・記憶力・思考力など、学習に関連する各種能力が最大化されることはもちろんですが、その他にも「学習定着率が上がる」というメリットがあります。
学習定着率とは「如何に学習した内容を覚えられるか」を数値化したもので、この学習定着率が高ければ高いほど効果的・効率的な学習を行うことができます。
実は睡眠には「記憶を整理して、記憶を定着させる」という効果があります。
だからこそ「寝ずに学習」よりも「きちんと寝る」ことが、結果的に学習の内容をより脳に定着させることができるのです。
「知識や技術を得る」ことが目的である学習においては、学習定着率がより高い状態であるほど学習が効果的・効率的に行えることから、学習定着率が睡眠による学習に対する最大のメリットと言えます。
しっかりと良質な睡眠をとることができれば、より学習の内容を脳に定着させることができることから、適切に睡眠をとることは学習にとって大きなメリットとなるのです。
良質な睡眠をとるためには
上記してきたように、睡眠は学習にとって非常に重要な要素になりますが、忙しい社会人の方にとっては睡眠時間を削らなければ学習する時間が捻出できないという方もいらっしゃるかと思います。
そうした方は、もちろん日常生活における無駄を省いたり、スキマ時間を活用して学習するといった工夫も必要ですが、今回のテーマである睡眠の観点から考えると「睡眠の質を上げる」ということや、「睡眠の質が上がるような行動や習慣」が有効です。
睡眠の質が低いと朝なかなか布団から出られなかったり、しっかりと睡眠をとったのにも関わらず疲れが残っていたり、日中ボーッとしたりといった形で学習生産性が下がりますし、睡眠の質が悪くなってしまうような習慣を行っているとなかなか寝付けなかったりするなどして時間を無駄に使ってしまいかねません。
だからこそ睡眠の質を上げることと、睡眠の質を上げるような行動や習慣が効果的・効率的な学習には必要なのです。
下記でその睡眠の質を上げるための方法をご紹介いたしますので、もし現状で睡眠関係に目を向けていなかった方は、是非参考にして取り入れてみてください。
寝る前にブルーライトを浴びないようにする
「デジタル時代」と呼ばれる現代では、以前よりもTV、PC、スマートフォンなどの機器が我々の身の回りにあふれるようになりました。
その関係からついつい寝る直前までTV、PC、スマートフォンなどを利用してしまう方も少なくないのですが、そうした機器はブルーライトを発しており、そのブルーライトを寝る前に浴びることによって寝付きが悪くなり、睡眠の質が低下をもたらします。
これはブルーライトを浴びることにより、睡眠ホルモンとも呼ばれている「メラトニン」の分泌を抑えてしまうために起こるものですので、睡眠前にTV、PC、スマートフォンといった機器を使用しないことで良質な睡眠をとることができます。
昨今ではブルーライトをカットしてくれるメガネやシートが販売されていたり、機器によってはブルーライトの影響を下げるための夜間モードなどがあったりしますが、これはブルーライトの影響を無にしてくれるものではありません。
あくまでもブルーライトの影響を「一部カット」してくれるものなので、できれば寝る前に1時間位は上記したような機器を使わないような生活を送ることが、良質な睡眠をとるためには必要です。
寝る前にお酒を飲むことを控える
「お酒を飲んでいない時よりも簡単に寝付ける」という理由で、寝る前にお酒を飲む方もいらっしゃるかと思います。
確かにアルコールは寝つきを良くする効果がありますが、一方でアルコール分解時に発生するアセトアルデヒドの効果によって、睡眠の質の低下をもたらします。
ですので良質な睡眠をとるためには、寝る前にお酒は飲むことは控えたほうがいいでしょう。
また、寝る前にお酒を飲むことのデメリットはアセトアルデヒドによるものだけでなく、「バソプレッシンの分泌を抑えてしまう」ということも挙げられます。
バソプレッシンとは「睡眠中にトイレにいかないようにするための抗利尿ホルモン」のことなのですが、飲酒はこのバソプレッシンの分泌を妨げてしまうため、夜中にトイレに起きるという形で睡眠を妨害するしてしまいます。
アセトアルデヒドの生成、バソプレッシンの抑制という2つのデメリットがあるからこそ、寝る前の飲酒は避けたほうが良質な睡眠にとっては重要です。
寝る前3時間前であればそうした飲酒での睡眠に対する悪影響を低下させることができることから、お酒が’好きな方は寝る前3時間前までにはお酒は飲み終わるようにしましょう。
寝る前のお茶やコーヒー、タバコに注意する
普段お茶やコーヒーを飲んでいる方やタバコを吸われている方は、知らず知らずのうちに睡眠の質を下げている場合があります。
その場合は、お茶やコーヒーに含まれているカフェインや、タバコに入っているニコチンの覚醒作用によって睡眠の質が損なわれてしまっています。
ですので、普段お茶やコーヒーを飲んだり、タバコを吸っている方が睡眠を質を下げないためには「睡眠の質を下げないような形でカフェインやニコチンの摂取」をする必要があります。
カフェインの場合は寝る4時間以上前、ニコチンの場合は寝る前1時間以上前に済ませておかないと寝付きが悪い、睡眠の質が下がると言った形で睡眠に悪影響を与えると言われていますので、常習的にカフェインやニコチンを摂取する方は「摂取の時間」に気をつけて見てください。
カフェイン飲料を飲む方は寝る前だけはノンカフェインのものに切り替えたり、ニコチンを摂取する方は寝る前だけVAPE(ニコチン・タールなしの電子タバコ)に切り替えるなどという形でストレスなく睡眠の質を高めることができますので、是非試してみてください。
適切な睡眠で効果的な学習を
我々人間にとって必要不可欠な睡眠。
その睡眠が適切にとれていない場合は日常生活にも悪影響を与えますし、当然学習にも悪影響を及ぼします。
そのような状態で学習を行ったとしても効果的・効率的な学習はできないことから、学習を効果的・効率的に行うためには「適切な睡眠」をとる必要があります。
基本的に現状で睡眠に問題がある方は、睡眠時間が確保できないということを除けば
・なかなか寝付けず、結果的に寝不足になっている
・寝ることはできるが、寝ている途中で目覚めてしまう
という2つの点から問題が起こっています。
つまり、睡眠を改善しようと思った場合は、上記2つの問題点を解消する必要があるのです。
今回は上記2つの問題点を引き起こす原因として、
・ブルーライト
・お酒
・カフェイン、ニコチン
に関してのお話をさせていただきました。
現代デジタル時代においては、特にデジタル機器を由来とするブルーライトの影響で睡眠に悪影響を及ぼしているケースが多数ですので、まずは寝る前にブルーライトを浴びていないかどうかを確認してみてください。
適切な睡眠がとれていなければ頑張って学習していても、睡眠不足による脳のパフォーマンス低下によって「なかなか結果が出ない」という事態に陥りかねません。
年々睡眠時間が短くなっている現代日本であるからこそ、「睡眠の質」に着目し、効果的な学習を行っていただければと思います。