週報ランキング 2020/8/31~2020/9/4

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日々のトレードお疲れ様です。

また、ランクインされた方々おめでとうございます。

2020/8/31~2020/9/4の期間に関しては比較的ボラも大きく、トレードしやすい1週間だったかと思います。

一時期は新型コロナウイルス関連で相場が大荒れしていましたが、昨今はある程度トレードしやすい相場になっていると思いますので、そのチャンスを逃さずにしっかりと利益獲得を狙っていきましょう。

もちろん相場状況に関わらず、狙ったところでしっかりと利益を上げるためには「エントリー精度」が必要になりますので、しっかりとエントリー精度を上げるための学習を行っていきましょう。

FXに限らず、世の中の物事は全て「学習すること」によって習得・上達していきます。

もちろん多くの方がそれを理解しているからこそ、何か物事を習得・上達させる際には学習を行っているのですが、場合によってはその時の心理状態でその学習をサボってしまったり、学習すること自体をやめてしまうということもよくある話です。

しかし、その人間の心をある種コントロールできるものが存在しています。

それが「心理学」です。

人間にとって切っても切り離せない心の問題をある程度コントロールできれば、その分学習に対してもプラスに働きます。

そこで今回は「学習に活用できる心理学」についてお話します。

学習と心理学の関連性

我々人間は「心」を有しています。

人間はその「心」によって時には思考や行動が変化する生き物なのですが、そうした「心が人間の思考や行動にどのように影響を与えるか」ということを研究したものが心理学となります。

心理学の分野では行動心理学、社会心理学、臨床心理学、発達心理学、犯罪心理学など数多の分野が存在していますが、根本的にはどの分野の心理学でも「どのような心理状態の時に人間はどのような思考・行動に至るのか」というものであり、中には学習にも活用できる心理学も存在しています。

学習自体に効果があるものもあれば、その人の考え方や行動規範自体に影響を及ぼすもの、またマインドの醸成やメンタルの強化などに役立つものなど様々存在しており、自身にいい影響を及ぼす心理学を理解し活用することは自身にとってプラスに働きます。

あくまでも心理学は「こういう傾向がある」ものであり、例外も存在しますので「全ての人が心理学通りの心理・考え・行動を起こす」というわけではありませんが、科学的に効果が証明されているものでもありますので、多くのケースでは当てはまることが多いです。

その心理学を上手く使うことで学習に対しても良い効果をもたらすことから、心理学を理解し、活用することが学習を効果的に行うためには重要なのです。

ここでは学習に対して役に立つ心理学をいくつか紹介いたしますので、自身の学習をより良くするためにぜひ心理学の効果を理解し、活用して学習に生かして頂ければと思います。

プライミング効果

プライミング効果とは「事前の情報が後の判断や行動に影響すること」をいいます。

「事前の情報が後の判断や行動に影響する」と言われても分かりにくいかと思いますが、プライミング効果の典型例は「10回クイズ」です。

10回クイズとは指定された単語を10回言った後にクイズを答えるというゲームなのですが、その10回クイズで間違った答えをついつい答えてしまうのはプライミング効果によるものです。

通常であれば普通にクイズに正解できるはずが、「ピザ」と10回言った後に「じゃあここは?」とヒジを指さされた際についつい「ヒザ」と答えてしまうのは「ピザ」という事前情報があるからこそです。

実際にプライミング効果に関してはニューヨーク大学のジョン・バルフ、マーク・チェン、ララ・バローズらが行った研究では、高齢者を連想させる情報を与えたグループとそうでないグループを比較し、高齢者を連想させる情報を与えたグループの歩行スピードがそうでないグループに比べて遅くなったという結果がもたらされています。

これは事前に与えられた情報によって、その人の行動に対して影響した結果と言えます。

上記の10回クイズやジョン・バルフ氏らの研究の例などで分かると思いますが、意外と人間は本人が気づいていなくとも事前の情報によって後の判断や行動に影響を受ける生き物なのです。

だからこそ、この「プライミング効果」を利用することで学習にもいい影響を与えることができます。

巷で「目標を紙に書いて、目のつくところに貼る」というようなことが目標達成のために必要なことだと言われていますが、まさにこれはプライミング効果を利用したものになります。

目標だけでなく、偉人の言葉や自分がなりたい人物像など「自分が変化したい方向性に影響」するような言葉を意識的に目のつくところに張り出しておくことで、プライミング効果によって無意識的に影響を受け、自分の望む方法に自分自身を変化させることができます。

あくまでも「無意識的」なものになりますので、本人からするとなかなか変化には気づきにくいというデメリットは存在しますが、自分の判断や行動をいい方向に変化させるためにも、ぜひこのプライミング効果を活用し、学習に役立てて頂ければと思います。

予言の自己成就

予言の自己成就とは「根拠のない思い込みを持っていると、無意識にその思い込みに沿った行動を取り、その思い込みが真実となる」という効果のことを言います。

上記したプライミング効果と似たようなものではあるのですが、プライミング効果は「事前の情報」という外的刺激によって判断や行動が変わるのに対し、予言の自己成就は「思い込み」という内的刺激によって判断や行動が変わります。

なかなかどういった効果をもたらすものなのかということが分かりづらいものではありますが、日本においての「血液型診断による思い込み」などがこの予言の自己成就に該当します。

現在では様々な理由によりTVなどのメディアで血液型占いは行われなくなりましたが、以前は日本、台湾、韓国といった国で血液型占いや血液型診断が信じられてきました。

しかし日本、台湾、韓国以外での国では一切信用されておらず、また国内外の様々な研究によって血液型占いや血液型診断の科学的な根拠は否定されています。

実際に日本においても、放送倫理・番組向上機構であるBPOの声明によって、TVからは血液型占いが扱われなくなりました。

しかし一方で、例えば「A型は几帳面」のような血液型診断に関して一定の信憑性を感じていたり、信じていたりするひとが存在するのも事実です。

科学的には否定されているものにも関わらず、なぜ血液型診断やそれから派生する血液型占いが信じられていたのか。

この部分に「予言の自己成就」が関係しているのです。

つまり予言の自己成就の効果によって「A型は几帳面な性質がある、O型は大雑把な性質がある」といったような情報をもとに「そういうものだという思い込み」が発生し、その思い込みに沿うような形で「A型の人は几帳面なように、O型の人は大雑把なように変化」をもたらしたからこそ「ある一定の信憑性」が生まれ、血液型占いや血液型診断が「信じられるようになった」ということになります。

上記のように思い込みによって人の判断や行動は変えることができます。

学習においても、例えば「得意」「向いている」というような思い込みができていれば、意識せず判断や行動に変化が起こり、結果的にその思い込みが事実になっていきます。

もちろんマイナスな思い込みがあればそれも「予言の自己成就」によってそのように変化していってしまうので、学習においては「自分が目指す方向に思い込みする」ということが重要になります。

予言の自己成就はある意味「自己暗示」のようなものですので、自己暗示が効かないタイプの方やステレオタイプでは無い方には効果が薄いですが、「思い込む」という簡単なことで自身や自身の行動をいい方向に変化させることができるため、ぜひ学習にも取り入れてみてください。

セルフ・ハンディキャッピング

セルフ・ハンディキャッピングとは「物事を達成できなかった場合に、言い訳ができるよう予めハンデを作っておくこと」のことを言います。

学生時代のテスト前などに

・昨日TV見てて全然勉強してないわー
・寝不足だからテストでいい点取れる気しないわー

などといったような発言をする人がクラスに一人くらいはいたかと思いますが、上記したような発言がまさに「セルフ・ハンディキャッピング」となります。

セルフ・ハンディキャッピングは「失敗したときの保険」となりますので「失敗した時に自尊心が傷付かないため」に行うものになりますので、いざ失敗したときにはその結果から自尊心が傷つけられるということは防ぐことができるというメリットがありますが、その一方で大きなデメリットが存在しています。

セルフ・ハンディキャッピングは上記したように「言い訳するための保険」です。

セルフ・ハンディキャッピングを行っている本人からすれば自己保身以外の何物でも無いのですが、周囲の人間からは自己保身としてだけではなく「努力していないアピール」となります。

周囲の人間はその努力してないアピールによって「この人は努力できないダメ人間だ」という風に認識してしまうため、当然セルフ・ハンディキャッピングを行っている人物に対しての評価が下がります。

周りからの評価が下がるだけならそれほど大きなデメリットでは無いのですが、セルフ・ハンディキャッピングはそれ以上に重大なデメリットが存在しています。

それが「向上心の低下」です。

セルフ・ハンディキャッピングによって常に保険をかけている状態は「常に言い訳できる状態」となっているので、仮に結果が悪くても言い訳でなんとかなってしまいます。

言い訳でなんとかなる状態であるということは常に言い訳によって守られているからこそ、全力で何か物事に取り組んだり、努力したり、失敗から学んだりすることを必要としなくなります。

つまり自ずと向上心が低下してしまうような環境を自分で作り出してしまっているからこそ、向上心が低下してしまうということです。

学習して新たな知識や技術を手に入れるためには向上心が必要です。

そして学習に必要な向上心がないということは、学習したとしても成長が見込めなくなるということになります。

自身の保身ができるとしても、周りからは評価が下がる上に向上心がなくなってしまうという大きなデメリットがあるからこそ、セルフ・ハンディキャッピングを行っている限り、大きなデメリットを抱え続けることになります。

上記したようにセルフ・ハンディキャッピングは、上記したプライミング効果や予言の自己成就のように「プラスにもマイナスにも働く」というものではなく、「マイナスでしか無い要素」となります。

ですのでセルフ・ハンディキャッピングを活用という形ではなく、自身が「セフル・ハンディキャッピングの状態になっていないかどうか」という形で確認することが必要です。

セルフ・ハンディキャッピングは自身の能力を下げるどころか、努力すること自体を怠けるようになってしまうものですので、学習にとって最大の的と言えます。

「できない理由」ばかりを探していてはセルフ・ハンディキャッピングの状態になりかねませんので、「できるための方法」や「どのようにしたらできるのか」という考え方で学習に励んでいきましょう。

心理学を活用して効果的な学習を行う

以上「学習に活用できる心理学」のお話でした。

人間にとって切っても切り離せない「心」。

その心に対する研究である心理学を上手く活用することで、学習を効果的に行っていくことができます。

今回は学習に活用できるプライミング効果、予言の自己成就、セルフ・ハンディキャッピングという3つの心理学の紹介を致しました。

心というものは目に見えるはっきりしたものではないのでなかなか効果が分かりづらかったり、人によってはなかなか効果が出ない場合もありますが、人間にとって切っても切り離せない心に対してのアプローチができることから、上手く効果が現れれば大きなプラスを自身にもたらしてくれます。

学習においてプラスの影響が出ればその分効果的な学習を行えるため、学習の効果が早く現れるということを意味します。

FXの場合、学習の効果が早く現れるということは同時に「より早く利益を出せるようになる」ということも意味しますので、無駄に労力や時間を費やしてしまうということを避けられるだけでなく、お金という実利も手にすることができます。

ですのでより早く「FXで安定して利益を得る」ために、ぜひ心理学を活用して上手く学習を行って頂ければと思います。

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