

日々のトレードお疲れ様です。
また、ラインクインされた方々おめでとうございます。
FXだけではありませんが、物事を修めるためには学習が必要になります。
もちろんその学習というのは「一度やればいい」というわけではなく、継続的に行っていく必要があります。
知識の学習はもちろんのこと、FXの場合は「実際にトレードした結果の分析・検証」ということも学習に含まれます。
逆に実際に行ったトレード(特に負けトレード)から「どこがよかったのか?」「どこがいけなかったのか?」という反省をしなければ成長することはできません。
ですのでFXで利益を得るために知識学習はもちろんのこと、分析・検証という学習に関しても軽視せず行っていきましょう。
上記しましたように、何事にも「学習し知識や技術を得る」ということをしなければ物事の上達ありません。
だからこそFXにおいても「学習し知識と技術を得ていく」ということがFXで利益を得るために必要になります。
ただし無闇矢鱈に学習していてもただ時間と労力を無駄に使ってしまうからこそ、「効率的・効果的な学習」を行う必要があります。
そこで今回は、効率的・効果的に学習するための「集中学習と分散学習」についてお話します。
効果的・効率的な学習
学習と一口にいっても、その学習方法は多岐に渡ります。
その中には「短期的に見るといいけど長期的に見るとちょっと…」といったような学習方法もあります。
「直近に行われるテストでとりあえず良い点を取るため」であれば長期的な視点は不必要ですが、その学習内容を「今後継続的に使っていく」となれば話は別です。
FXの場合はエントリーする際に学習の内容が必要になりますので、短期的な学習だけを行っていた場合は「学習をしていても一向にエントリーの精度が上がらない」ということになります。
そうなってしまっては学習に費やした「時間や労力」、そしてトレードで負けた分の「金銭」を損してしまいますので、そうした自体にならないよう「FXに適した学習」をしていく必要があります。
もちろん「時間的・労力的・金銭的なコストの削減」というだけでなく、学習を効果的・効率的に行えるようになるということは、それだけ分知識や技術を得るまでのスピードが早くなるということを意味しているので、それだけ分早くFXのトレードスキルを得ることが出来るようになります。
FXの場合は「知識や技術を身につけること」がトレードの勝敗や勝率に関わり、それが直接「お金」としてリターンが得られるため、より早くFXの知識や技術を得られるということはそれだけ分「早く資産形成できる」ということに繋がりますので、その他の学習よりも直接的なメリットがあります。
効果的・効率的な学習ができれば上記のようなメリットを受け取ることが出来るのですが、では具体的にどのように学習を行っていくのが良いのかというと、「集中学習と分散学習をうまく使い分けて行う」という学習の仕方です。
集中学習と分散学習
具体的に「どのように集中学習と分散学習を使い分けるか」という事をお話する前に、集中学習と分散学習がどのようなものなのかを解説します。
集中学習とは
集中学習とは「時間の間隔を置かずに学習すること」を意味します。
一夜漬けのような「一気に学習を行う」ことがこの集中学習に該当します。
集中学習のメリットは「早く覚えられる」という点です。
間髪置かずに学習することによって分散学習よりも早く学習効果を体感することができます。
また「学習している中でどうしても覚えにくいものがある」という場合にも集中学習は有効です。
ただし集中学習の場合は、いち早く学習効果を体感できる一方で、分散学習よりも「早く忘れてしまう」というデメリットがあります。
せっかく集中学習して覚えたとしても短期間で忘れてしまうので、学習したことを使う機会が直近にある場合は効果を発揮しますが、学習したことを使う機会まで期間が空いている場合はあまり向いていない学習方法となります。
多くの方が忙しい本業の合間を縫って学習を行っていると思いますが、「忙しいからと学習を週1日にして、その日に長時間学習する」という形で学習した場合は集中学習となりますので、学習した内容を分散学習より早く忘れてしまうということに起こりえますので注意が必要です。
分散学習とは
分散学習とは「時間間隔を開けて学習すること」を意味します。
間髪あけずに一気に学習をするという集中学習とは真逆の方法で、意図的に時間間隔を空けて行う学習方法となります。
分散学習のメリットは学習したことを「長期間保持できる」という点にあります。
分散学習は短期的に詰め込むのではなく、1日おき、2日おきという風に意図的に間隔を空けて行うことによって、その間に「脳内で記憶の整理が行われている」とも言われており、その関係からか「学習した内容を覚えている期間が集中学習よりも長い」というメリットがあります。
また、分散して学習を行うため、1回の学習に対する時間を短く出来るというメリットもあります。
集中学習と分散学習の使い分け
上記を読んで頂ければ分かるように、集中学習と分散学習にはそれぞれメリットとデメリットが存在しています。
つまり片方の勉強法だけやっていると必ず「メリットだけでなくデメリットもある」ということになります。
しかし逆に考えれば「集中学習と分散学習を組み合わせることでメリットを得ることができる」ということになります。
集中学習と分散学習を組み合わせることで実質お互いのデメリットを打ち消すことが出来ることから、どちらかの学習方法に絞って行うのではなく、両方の学習方法を組み合わせて使うことが「最も学習効果が高く、最も効率的に学習ができる方法」となります。
つまり、集中学習と分散学習のメリットとデメリットを考えて使い分け、上手く組み合わせて使うことが最適な学習方法となるわけです。
ではどのようにして集中学習と分散学習を使い分けて組み合わせるのかというと、
・集中学習で最初に一気に理解まで持っていく
・分散学習で復習しながら長期記憶に持っていく
という形で「集中学習⇢分散学習」という順番で行っていきます。
記憶というものは何度も想起(思い出す)ことによって短期記憶から長期記憶に移行させることができます。
最初に集中学習で十分に理解した後に復習という形で分散学習を行うことで、高い理解度で理解したものを復習することで高い理解度を維持し、継続的に復習することで長期的な記憶として留めることができます。
ある程度継続して復習をすることが前提ではありますが、感情を伴わない記憶を長期記憶として脳内に留めたい場合は「幾度も想起してその内容が重要なものだと脳に思わせる」ことしか長期記憶化することはできませんので「一度学習したら復習をしない」ということだけはしないようにしましょう。
また「最初の復習は24時間以内がベスト」という研究結果がありますので、初回の復習は24時間以内に行うようにしましょう。
学習効果・学習効率の良い学習方法でFXを制す
物事を修めるためには必ず「学習」が必要です。
だからこそ学習に対して「労力や時間というコスト」を費やす必要が出てくるのですが、なるべくならそうしたコストを削減したいものです。
そうした「コスト」を削減するためには「出来る限り効果的に効率的に学習」する必要があります。
特にFXの場合は、知識と技術が不十分で負けている時には金銭的なコストも払う必要があるため、効果的・効率的な学習というのは他のジャンルよりもよりコストを抑える必要があります。
効果的・効率的な学習を行うことができれば、早く知識や技術を吸収出来るというだけでなく、上記したような各種コストも減らせるというメリットもありますので、ぜひ取り入れていきたいものです。
特に忙しい方ほど集中学習だけの学習状況になってしまい、なかなか学習内容が身につかないということもありますので、意識的に「集中学習と分散学習」を取り入れ、効果的・効率的に学習を進めて頂ければと思います。