

日々のトレードお疲れ様です。
また、ランクインされた方々おめでとうございます。
日本国内では新型コロナウイルスでの爆発的な第2波の影響は現段階では受けていませんが、海外では第2波の多大なる影響を受けている国も存在しています。
場合によっては第2波の影響で相場が大きく崩れる可能性がありますので、全世界的に新型コロナウイルスの影響が収まるまでは、最新の注意を払いトレードしていきましょう。
今までの人生の中で「チャレンジしてみたけど挫折してしまった」という経験が誰でも1つくらいはあるのではないでしょうか。
その挫折した理由としては時間的問題、身体的問題、精神的問題、金銭的問題など、人それぞれ様々な理由があるかと思いますが、その中には「なかなか成果が出なかったことでやる気が起きず、徐々にフェードアウトした」というケースも存在しています。
時間、身体、精神、金銭など、どうしようもない問題で挫折してしまうのは仕方の無いことではありますが、「成果が出ないことで諦める」という事態はやり方次第で防ぐことができます。
FXだけでなく、何事にも「うまくいく人」と「うまくいかない人」が存在しますが、こと学習においては単純に「やり方が違うだけ」でうまくいくかいかないかが決まります。
もちろんやり方以外にも学習意欲や学習環境、学習に対する時間や労力のかけ方などといった部分でも差は出ますが、そういった条件が同じ様な状態で差が出るのは学習のやり方によるものが大きくなります。
FXの場合、その学習の過程の中で「実践」と特に「検証」が軽視されがちなのですが、実はこの部分がFX学習においてうまくいくいかないに大きく関係しているのです。
そこで今回は、FX学習の過程の中での実践と検証に焦点を当て、「FX学習に実践と検証が必須な理由」についてお話します。
実践と検証が重要なワケ
当スクールPFCでは、FXを実践していく上での前提条件であるFXの基礎知識等を覚えるのは当たり前として、知識を覚えた後の「実践」を重要視しています。
それは、知識だけあっても実戦経験がなければスポーツなどの試合で勝てないのと同様で、FXにおいても利益を出せるようになるためには基礎知識だけでなく実戦経験も重要だからです。
だからこそ当スクールPFCでは「本口座で実際にトレードした結果」を報告していただくという形で、学習を進めていただいています。
もちろん「本口座で実際にトレードし、その結果を報告」というのは「実際のトレードに慣れる」ということや、実際にトレードすることで「メンタルを鍛える」という目的も含んでいますが、実際にトレードした結果を検証する事こそが、トレードのスキルを身につける、またトレードのスキルアップに一番の近道だからこそ会員の皆様にはできる限り報告するようお願いしています。
勘違いしてはいけないのは「トレードスキルを身につける・トレードのスキルアップ」ということに関しては、もちろん「検証だけを行えばいい」というわけではないことです。
実際にトレードを行うだけでなく、トレード結果を検証するのにも適切な知識があってこそのものですので知識もいりますし、いざという時にエントリーできるだけのメンタルも必要です。
だからこそ「検証だけ行えばいい」というわけでは無いのですが、「失敗は成功の母」ということわざがあるように、結果からフィードバックを得るという「検証」は非常に重要なものなのです。
検証とPDCAサイクル
生産技術における品質管理のプロセスとして提唱され、現在ではビジネスの成長や個人の成長のために使われている「PDCAサイクル」というものが存在しています。
書店などでもこの「PDCAサイクル」に関する書籍も多数存在し、現在でも品質管理システムである「ISO 9001」などに用いられています。
PDCAサイクルは上記したように、現在ではビジネスや個人の成長にも用いられているものなのですが、上記した「検証」はこのPDCAサイクルの過程に存在し、成長するためには必要な要素となります。
PDCAが何を意味しているのか、PDCAサイクルとはどのようなものかということをご存知でない方もいらっしゃるかと思いますので簡単に説明すると、PDCAとは
・PLAN(計画)
・DO(実行)
・CHECK(評価)
・ACTION(改善)
の頭文字を取ったもので、「PLAN ⇢ DO ⇢ CHECK ⇢ ACTION」といった一連のサイクルの事を「PDCAサイクル」と呼びます。
このPDCAサイクルは「1周して終わり」というものではなく、1周して「ACTION」までたどり着いたら、再度「PLAN」から再度周回するというような形でサイクルを回し続けることで、サイクルを繰り返すごとに物事を改善をしていくことができます。
このPDCAサイクルのサイクルを回し続けることで常に成長し続けられていくからこそ、PDCAやPDCAを回すという考え方が自己成長には欠かせないものなのです。
例えば料理の上達一つにしても
・どのような食材や調味料でどのような料理を作るのかという「計画」
・その計画に基づいて実際に料理を作るという「実行」
・作成した料理が計画通りに進められたのかどうかの「評価」
・作成した料理が次回作成した際に更に良くなるための「改善」
この1連のプロセスを繰り返すことで、その料理の味や料理の腕が上がっていきます。
上記した料理の例から分かるように、スキルを身につける、そのスキルに磨きをかけるという場合には、PDCAサイクルを回し続けながら学習を行うことが非常に重要ということです。
ここまでの話で既にお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、上記で重要だとお伝えした「検証」はPDCAサイクルで言うところの「CHECK、ACTION」に該当します。
だからこそFX学習においても、トレードスキルを得ることやトレードスキルの上達には検証が必要となるため、実際にトレードした結果を検証をすることが非常に重要というわけです。
なかなか成長できない、そんなとき
上記してきたように、FXトレードのスキルを得ること、またFXトレードの上達には検証の過程が非常に重要です。
しかし中には「検証の作業をしているにも関わらず、スキルが得られない、上達しない」といった方もいらっしゃるかと思います。
そういった方に関しては「検証の作業を見直す」ということを試してみる事をオススメします。
そもそもですが、FXにおいてきちんと知識を習得し、実践しているにも関わらずスキルが得られない、上達しないという方は大別して
・検証を行っていない
・検証の量が足りていない
・間違った検証を行っている
という3つに分けられます。
その中で、現在既に検証を行っている方でうまく行っていない方に関しては「検証の量が足りていない」もしくは「間違った検証を行っている」このどちらかが該当する項目となります。
FXに限らずですが、検証の量を増やそうと思った場合には、基礎知識に基づいた「実践の回数」が必要になりますので「数をこなす」ということが必要になってきます。
もちろん「ただ数をこなせばいい」というわけではなく、きちんと知識が身についていることが必要ですので、知識の習得も必須条件になってきます。
知識が十二分にあれば、後は検証作業を元にPDCAサイクルを回すことによって「少しづつ少しづつ」前に進んでいくので、自身が「スキルが身についた、スキルアップした」という感じるまでPDCAサイクルを回し続ける必要があるからこそ、その分だけ「検証の量」が必要になるわけです。
もし検証の量を増やしても「スキルが身についた、スキルアップした」という実感が沸かなければ間違った検証を行っている可能性があります。
目指す場所と違う方向に進んでいなければ、どれだけ歩いたとしても目的地に着かないのと同じ様に、そもそも間違った検証を行っていればトレードスキル向上は望めませんので、正しく検証を行う必要があります。
ただし、「本当は少しづつ成長しているのにも関わらず、それに気づいていない」というような場合もありますので、ほんの些細な成長でも見逃さないように努め、成長したのであればあればきちんと評価するようにしましょう。
また検証の過程が間違っているかどうかはなかなか自分だけでは改善できませんので、PFCの場合であれば講師に自身の検証が間違っていないかなどの相談をしながら改善を行っていくのがオススメです。
検証をきちんと行い、少しずつでも成長する
以上「FX学習に実践と検証が必須な理由」でした。
FXだけに限りませんが、スキルを得るための学習、もしくはスキルをアップするための学習には実践、そしてその検証が重要になります。
FXにおいてはその検証過程を省いてしまいがちですが、実践した結果を検証することによってエントリーの精度を上げることができるなど、非常に重要な役割を果たします。
今回のコラムでは「いかに検証が重要なのか」ということに関して、PDCAサイクルを例に挙げ説明させていただきました。
FXにおいてもトレードスキルを得る、トレードのスキルアップをするというのはPDCAサイクルのように常に改善を行い、一歩一歩スキルを上げていくしか道はありません。
ですので、検証を重要視し、しっかりと検証を行っていくことを意識して今後も学習に励みましょう。
もし検証を行っているにも関わらずなかなか成果が上がらないという方は、検証の量や検証が間違っていないかなどを確認しながら進めることをオススメします。
当FXスクールPFCだけではなく、FXで利益を出せるトレーダーになるには「検証」は非常に重要なものです。
検証を重ねることは利益を出せるトレーダーに近づいていくことと同義ですので、正しいやり方で検証を重ね、FXで利益をトレーダーになれるよう今後も学習に励んでいきましょう。